『偉大なもの』のために、『良いもの』を諦めることを恐れてはいけません

ジョン・デイヴィソン・ロックフェラー・シニアは、アメリカ合衆国の実業家、慈善家。1870年にスタンダード・オイル社を創業し、ピーク時はアメリカの石油の90%をコントロールするなど、同社は石油市場を独占してアメリカ初のトラストを結成した。1897年に事実上引退し、その後は現代的フィランソロピーの構造を定義し、慈善活動に力を入れた。ケロシンとガソリンの需要の高まりと共に富も膨れ上がっていき、アメリカ人初の10億ドルを越える資産を持つ人物となった。彼が亡くなった1937年当時の遺産は14億ドルにも上り、国の経済の1.5%以上であった(2013年換算では2530億ドルになる)。物価の変動を考慮すると史上最大の資産を持つ富豪とされている。慈善活動の現代的かつ体系的アプローチの構築に引退後の40年間、資産の大部分を使った。医療・教育・科学研究促進などを目的とした財団を創設した。彼が創設した財団は医学研究を推進し、鉤虫症や黄熱病の根絶に貢献した。

  • 豆知識アイコン

    ロックフェラーは、ジョン・ウェスレーの格言「得られる全てを得て、可能な限り節約し、全てを与えなさい」を信条としていた。